その理由は
それは
約2ヶ月前
母が他界したからです
母とは
けんかばかりしていて
40過ぎても反抗期だったのですが
唯一感謝してることは
私が幼い頃
なんか
お金はなかったけど
春になれば
「ここの桜見て、枝ぶりが綺麗」
夏になれば
「ほら、立派な入道雲」
秋になれば
「見て見て、綺麗な夕陽」冬になれば
「気持ち悪いくらい赤い椿」
と
お金を払わなくていい
自然の美しさを見せられて
きました
すごく覚えてるのは
母がなぜそんなに感動してるかわからないけど
これが「綺麗」
というものなんだ
と
母の感動のたびに
自分に言い聞かせていました
そうやって
親から綺麗を教えられ
お陰で
今の仕事を天職だと
感じることができています
不思議なのは
こんな
親の死に目にも会えないような
そんな仕事をしていて
母がもしもの時どうなるのか
ずっとそう思っていたのですが
母の死の10日前から
ぱたっと仕事が入らず
見舞なんて
正月以来
行けなかったのに
10日間毎日顔を見ることができ
死に目にも会え
通夜も葬儀もきっちり済ませられ
そして葬儀の翌日から
また
毎日
仕事が入りだしたのです
いっぱいけんかしてきたけど
悔いを残さず
見送ることができました